昨年に引き続き今年(2015年)の「週刊文春ミステリーベスト10」が電子書籍化されました。
しかもうれしい無料。
Kindle価格 0円
です。
サイト上にベスト10が掲載されているだけでもなかなかの太っ腹だなぁ、と思っていたのですが、更に電子化して、しかも無料で配布してしまうという。
電子化と同じタイミングでライバルの「このミステリーがすごい!2016年版」が発売になったわけですが、これってやはり狙っているのでしょうか。
狙ってますよね、うんうん、きっと狙ってる。
このミスが562円するのに対して、文春のミステリーベスト10は無料ですから、普通に考えるとミステリーベスト10だけでいいかな、と思う人がたくさん出てきそうです。
でもって、多くの人が手に取るってことは、SNSなどで話題として取り上げる人が増えるってことでもあって、年末のミステリーランキングは「文春のミステリーベスト10」で決まりっ!って流れができる……か……も?
とは言っても、やはり大切なのはランキングの妥当性で、どちらのランキングがより読者の感覚に近いものになっているか、そこの部分も大きいように思います。
ちなみに今年はこのミスもミステリーベスト10も1位は米澤穂信さんの「王とサーカス」になりました。
昨年の「満願」に引き続いての連覇。強いです。
さてさて。
ミステリーのランキングも出そろったところで、いよいよ年末ですね。年末年始の準備を早めに終えて、あとはリビングでぬくぬくとミステリー小説を読むのが、私の至福のひとときです。
……。
はい、そうです。
ご想像通り、早めに終えるってのがなかなか出来なくて、いつもドタバタしちゃってます。至福のひとときって言うよりも、理想のひとときですね、完全に。