超初心者にはちょっと難しい!?「はじめての粘土アート」

本の話

061003

「はじめての」とか「初心者のための」とかの言葉がつくと、すぐに手にとってみたくなる管理人でございます。

今回手にしたのは「はじめての粘土アート ~半日でできる可憐な草花~」です。

スポンサーリンク

「はじめての粘土アート」はこんな本

4875864493
はじめての粘土アート 半日でできる可憐な草花

副題の「半日でできる可憐な草花」という部分を完全に見落としていまして、本を開いた瞬間に目に飛び込んで来た花たちの、そのわびさびを感じる渋さ加減に

ひょ、ひょ~♪

とうれしい驚き。

すべての花作品には「花情報」と「花言葉」までついていて、長年名前がわからずにモヤモヤしていたオレンジ色の花が「ナガミノヒナゲシ」であることを発見。思わぬ見つけものでした。

すべての作品には手順写真付き

超初級入門書です。オールカラーの手順写真だから、つくり方が一目瞭然。活字も大きめで読みやすく、説明もうーんとシンプルにしました!!(amazon.co.jp 出版社からのコメント)

本の最初のほうに「材料と用具」「基本の手順」が掲載されています。この基本の手順をしっかり読み込んだ上で、作品ごとの詳しい作り方を見ていけば、超初心者さんでも簡単に……ってことなのだと思います。

思うのですが、なんで「説明もうーんとシンプルに」しちゃったのかが、正直ナゾです。

その分写真をたくさん使っているので、見ながら理解して下さいね、ってことなのかもしれませんが「超初級」をうたうからには、もう少し丁寧な説明文にしたほうが、この本の良さがさらにアップしたように思います。

もっともこれは「超初級」目線で見た場合なので、2~3作品作った経験のある、頭ひとつ抜け出た初心者さんならば、この本の説明でも十分いけるのかもしれません。

掲載レシピは全部で10作品

061001

「基本の花のレシピ」ということで、10種類の草花が掲載されています。

  • シロツメクサ
  • ミヤコワスレ
  • ドクダミ
  • ナガミノヒナゲシ
  • ヤブコウジ
  • ガクアジサイ
  • ミニコチョウラン
  • キイチゴ
  • コスモス
  • ツクシ

私の好みのど真ん中のラインナップです。

落ち着いた雰囲気の中にも可憐さをひめた可愛い作品ばかりです。

著者の牛嶋君子さん

この本の著者である牛嶋君子(うしじま きみこ)さんは、池坊の師範免許をもち、もともとは華道の指導者として活躍していた方だそうです。

作品のそここに感じるわびさびの風情は、きっといけばなから来ているものなのでしょうね。

ここまで読んで「どんな雰囲気の作品なんだろう?」ともしも興味を持たれた方がいましたら、牛嶋さんの公式サイトもありますので、ぜひそちらで作品をご覧になって下さい。

なかなか渋いです。

そして、素敵です。

粘土の草花・山野草 樹脂粘土工芸 花実アート

ではでは。

タイトルとURLをコピーしました