「はじめての」とか「初心者のための」とかの言葉がつくと、すぐに手にとってみたくなる管理人でございます。
今回手にしたのは「はじめての粘土アート ~半日でできる可憐な草花~」です。
「はじめての粘土アート」はこんな本
副題の「半日でできる可憐な草花」という部分を完全に見落としていまして、本を開いた瞬間に目に飛び込んで来た花たちの、そのわびさびを感じる渋さ加減に
ひょ、ひょ~♪
とうれしい驚き。
すべての花作品には「花情報」と「花言葉」までついていて、長年名前がわからずにモヤモヤしていたオレンジ色の花が「ナガミノヒナゲシ」であることを発見。思わぬ見つけものでした。
すべての作品には手順写真付き
超初級入門書です。オールカラーの手順写真だから、つくり方が一目瞭然。活字も大きめで読みやすく、説明もうーんとシンプルにしました!!(amazon.co.jp 出版社からのコメント)
本の最初のほうに「材料と用具」「基本の手順」が掲載されています。この基本の手順をしっかり読み込んだ上で、作品ごとの詳しい作り方を見ていけば、超初心者さんでも簡単に……ってことなのだと思います。
思うのですが、なんで「説明もうーんとシンプルに」しちゃったのかが、正直ナゾです。
その分写真をたくさん使っているので、見ながら理解して下さいね、ってことなのかもしれませんが「超初級」をうたうからには、もう少し丁寧な説明文にしたほうが、この本の良さがさらにアップしたように思います。
もっともこれは「超初級」目線で見た場合なので、2~3作品作った経験のある、頭ひとつ抜け出た初心者さんならば、この本の説明でも十分いけるのかもしれません。
掲載レシピは全部で10作品
「基本の花のレシピ」ということで、10種類の草花が掲載されています。
- シロツメクサ
- ミヤコワスレ
- ドクダミ
- ナガミノヒナゲシ
- ヤブコウジ
- ガクアジサイ
- ミニコチョウラン
- キイチゴ
- コスモス
- ツクシ
私の好みのど真ん中のラインナップです。
落ち着いた雰囲気の中にも可憐さをひめた可愛い作品ばかりです。
著者の牛嶋君子さん
この本の著者である牛嶋君子(うしじま きみこ)さんは、池坊の師範免許をもち、もともとは華道の指導者として活躍していた方だそうです。
作品のそここに感じるわびさびの風情は、きっといけばなから来ているものなのでしょうね。
ここまで読んで「どんな雰囲気の作品なんだろう?」ともしも興味を持たれた方がいましたら、牛嶋さんの公式サイトもありますので、ぜひそちらで作品をご覧になって下さい。
なかなか渋いです。
そして、素敵です。
ではでは。