いつまでたっても塗り絵の流行の終わる気配がありません。
一時期の爆発的な流行からは落ち着きをみせたものの、今でも新しい塗り絵本が次から次へと出版されています。
「塗り絵でストレス解消&リラックス」という発想が、ストレスフルな社会にビタッ!とマッチしたのかもしれませんね。
で。
ふと思ったのですが。
「塗る」って作業がストレス解消になるならば
木工製品のペインティングでも同じような効果があるんじゃないの?!
配色を考える楽しみこそありませんが、広い面を太い筆でズズズーッと大胆に塗って行く快感は、塗り絵の緻密さとはまた別の楽しさがありそうです。
というわけで、家に眠っていた白木の箱にペイントをしてみることにしました。
セリアの水性塗料でペインティング
▼ 白木の箱
ずいぶん前に、セリアで買った標本箱風の木製の箱です。
塗装はいっさいされてなく、白木のままです。
▼ ふたをパカッと
中にはコルクシートが敷かれています。
ふたが大きく開くのはいいんですが、蝶番(ちょうつがい)がねぇ……。
▼ 色塗りの邪魔
絶対に邪魔ですよねぇ。
▼ 外側
ふたを閉めると、こんな具合に蝶番がでっぱっています。
面倒なんで上からそのまま色塗りして、蝶番も白くしちゃおうかと思ったんですが。
面倒臭いから……って理由で手抜きをすると、後々かなりの確率でろくなことにならないんですよね。
長い人生経験で学びましたよ(笑)
なので。
▼ はずす
プラスドライバーで地道にはずします。
がっちりとまっているかと思ったのですが、ドライバーを軽く回すだけですぐにはずすことができました。
▼ マスキング
中央の透明プラスチック部分に塗料がついてしまわないように、マスキングテープを貼ります。
今でこそ文具になったマスキングテープですが、これこそがマステの本当の使用方法なんですよね。
でもって、本当の使用方法とやらを初めて経験しました。
(^◇^;)
▼ 塗料
使った塗料はこちら。
セリアの水性塗料と同じくセリアの刷毛(はけ)。
でも、実際に塗ろうと思ったら、この刷毛ではちょっと太すぎたので、結局水彩用の筆を使うことに。
刷毛……いらなかったよ(涙)
塗料は「ターナーのミルクペイント」とやらをあっちでもこっちでもそっちでも、ものすごい勢いで目にするので、
塗るならこれだ!
と思っていたんですが。
お値段に負けました。
塗料ののびとか、質感とか、全然違うのだろうとは思うんですが、とりあえず今回は100均で。
もしもペイントが趣味に格上げになったら、その時には
絶対にターナーのミルクペイントだ!
と思っておりますです。
▼ 塗った&できた!
できあがり~っ!!
って、ごめんなさい、あまりに嬉しすぎて、途中の写真を撮るのを忘れてしまいました。
いきなり完成品なんですが、初めてにしては上手く行ったんじゃないかと思います。
思うんですが。
今、この画像を見ているみなさん、きっと思っていますよね。
塗る前とあんまり変わってないんだけど。
って。
そ、そうなんです。
白木の箱を白い塗料でペイントしたので、写真だとあまり違いがわからないという……。
フォトジェニックじゃない箱を作ってしまいました(反省)。
きちんと2度塗りもして、実物はそれなりの雰囲気に仕上がったんですが。
う~ん。
▼ 並べてみる
塗装前・塗装後の写真を並べてみたら、少しは違いがわかるでしょうか。
あっ、ちなみに。
左が塗装前、右が塗装後ですのでお間違えなきよう(笑)。
▼ マステでおめかし
ためしに、枠のまわりをマスキングテープで飾ってみました。
マスキングテープのデコレーションなら、中に入れるものにあわせてマステを張り替えれば、簡単にイメージチェンジができるので便利、かも。
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初めて挑戦したペイントでしたが、思いのほか楽しかったです。
水性塗料なら、ペンキのようなツンとする臭いもなく、筆についた塗料も乾く前なら水で洗い流せるので手軽です。
錆びた風の塗装とか、アンティーク風の塗装とか、金属風の塗装とか、ただ色を塗るだけでなく、いろんなテクニックがあるペイントの世界。
そこへ足を踏み入れるべきか、とどまるべきか。
ただ今ぎりぎりのラインで攻防中です。
以上、セリアの水性塗料を使った初めてペインティングでした。
ではでは。