スタンプアートというと。
スタンプをポンポンと押して、芸術的なカードを作るクラフト……。
ざっくりいうと、こんな風に理解しているのですが、あっていますでしょうか。
写真を飾るスクラップブッキングは、お手軽なわりには材料費がばかにならないと聞いて手を出さずにいたのですが、そんなスクラップブッキングの面影を感じるスタンプアート。
やっぱりお金がかかるのかしらん? でも海外の作品はとっても素敵で、自分も真似して作ってみたいな。
と思っていたところに出会った本書「はじめてのスタンプアート」。
えぇ、えぇ、私、初めてですよ。とばかりに、飛びついたのでありました。
「はじめてのスタンプアート」はこんな本
日本ではまだちょっと聞きなれない「スタンプアート」。欧米ではポピュラーなクラフトなのだそうです。
「インクの使い方や押し方を覚えると、アートなカードや雑貨も作れます!」ということで、最初っから興味津々です。
スタンプの基礎知識&作品集
(画像はイメージです)
スタンプアートの敷居を高くしているもののひとつに、何をどうそろえればいいのかわからない……というのがあるように思います。
スタンプとインクパッドさえあれば、後はなとかなるはずなのですが、いざスタンプアートのサイトなどを見てみるとインクがインクじゃないんですよね。
バーサクラフトだとか、バーサマークだとか、ステイズオンだとか、見知らぬインクたちが次から次へと登場します。
それぞれのインクには特徴があって、使いどころが違うので「スタンプにインクをつけて」という簡単な表現にできないのはわかるのですが、このインク名の段階で私なんぞは回れ右をしたくなってしまいます。
スタンプにもなんだかんだで種類があるそうで、アンマウントだとか、クリアスタンプだとか、ウッドマウントだとか、ネット上だけで理解しようとすると何が何やらです。
ですが、そこは書籍の書籍たる利点。
様々な道具が写真入りで紹介されているので、なるほどそういう道具だったのか、と今までのもやもやした思いがすっと解消されます。初心者にとってこういう入門書はありがたいと今さらながら実感しました。
道具以外にも、インクぼかしテクニックやエンボステクニックなど、すぐに役立ちそうなテクニックが一通り紹介されています。
最後にスタンプアーティストさん達の作品とATC(アーティスト・トレーディング・カード)の紹介があって、さらにさらにそのあとに見開き1ページで趣味起業コンサルタントの戸田充広さんによる「スタンプアートをマスターしたら、作品の販売や講師として活躍しましょう!」の記事があります。
ま、まだ、スタンプアートの入り口にも立ってないんですけど……と思ってしまいましたが(笑)
スタンプアートのとっかかりに
道具があれこれと必要な上に、テクニックもいろいろとあって、どこから手をつけたらいいのか悩んでしまいがちなスタンプアートですが、こうした本を1冊眺めてみることで、ざっくりとスタンプアートの世界を理解することができます。
ここからさらに興味が広がったなら、ネットなどでひとつひとつのテクニックを学んでみるもよし、市販のスタンプを買って自分で好きにアレンジしてみるもよし。いろいろな可能性が広がることと思います。
海外の作品など
参考までにPinterestに投稿されているスタンプアート作品を以下にご紹介。