買うか手作りかそれが問題である。書籍「猫つぐらの作り方」

本の話

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猫大好き管理人 ぺん でございます。

猫飼いの皆様ならご存じかと思いますが、猫ってヤツはもう、びっくりするほどの気まぐれです。

猫ちゃん用の高級ベッドを買ってやっても気に入らなければ見向きもしませんが、ひとたび気に入ればAmazonのダンボールの中でだって幸せそうにくつろいでしまいます。

というわけで、家にも放置されっぱなしの猫ベッドがあったりするわけですが(高級ではないけど)それでも新製品を見るたびに

これだったら快適かな。今度こそ猫、喜ぶかな。

などと考えてしまいます。

少し前にブームになった猫ちぐら(つぐら)も、いかにも空気の通りが良さそうで、ずっと気にはなっていたのですが、猫用ベッドにしては値段お高め。しかも当時は数年待ちで

う、う~ん……。

今では、なんちゃって猫ちぐらとでも言うような、ラタン製やトウモロコシの皮製、なかには樹脂製!なんてものも出てきて、猫ちぐらの希少性は幾分薄れて来たようですが、私自身の猫ちぐらへの憧れは相変わらずのままで、そんな時に見つけたのが本書「猫つぐらの作り方」。

副題に「藁や紙紐で編む猫の家」とあるように、あの猫ちぐら(つぐら)が自分の手で作れてしまう本なのです。

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「猫つぐらの作り方」はこんな本

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猫つぐらの作り方: 藁や紙紐で編む猫の家

この本で取り上げられている猫つぐらの産地は長野県栄村。

栄村での猫つぐらの作り方が、ものすごく丁寧に説明されています。なにしろ編み方だけでなく、稲藁を藁にする工程までもが写真入りで解説されているというこだわりようなのです。

が。

実際問題として、自分で藁を作るというのはよほどのことが無い限り無理なので、ここでは

ふむふむ、なるほど。

と写真集感覚でページをながめつつ、次へとページをめくりました。

もくじ

Chapter 1
 藁の猫つぐら

  • 長野県・栄村の猫つぐら
  • 栄村の猫つぐらの作り方
  • 猫つぐらの里 栄村へ行こう
  • 猫つぐらの使い方 Q&A 藁の猫つぐら編

Chapter 2
 紙紐の猫つぐら

  • 紙紐の猫つぐらの作り方
  • 天窓付き猫つぐら
  • オーバル猫つぐら
  • かわいい模様を入れてみよう
  • 猫つぐらの使い方 Q&A 紙紐の猫つぐら編

Chapter 3
 猫が喜ぶ手作り小物

  • 猫つぐらマット
  • ゆらゆらおもちゃ

COLUMN
 つぐら猫SNAP

  • 満員御礼つぐら猫
  • すりすりつぐら猫
  • つぐら猫の攻防
  • 天窓付き猫つぐらの使い方
  • つぐら猫 Before → After
  • 猫つぐらLiving

作ってみた……とはならなかった

いつもならここで実際に作ってみるところなんですが、今回は挑戦する前から腰が引けてしまいました。

イラストや画像をふんだんに使った作り方の説明があるので、その通りにやっていけば何とかなるとは思うのですが、それでも1個や2個作ったくらいで、まともな形ができるとは到底思えないのです。

しかも作るとなれば紙紐タイプになるとは思うのですが、メインで使う紙紐は50mのもので16巻も必要になります。

本書で紹介されている紙紐「ひらりS」は今現在(2016/7/25)の価格で一番安いものが1巻あたり260円。

260円 × 16巻 で4160円(プラス送料)

時間、お金ともにかなりかかりそうです。

しかもここまでしても

「紙紐1本ずつで編む猫つぐらは、藁の猫つぐらに比べると強度は低めです。ぶつけるなどして強い力が加わると、形がゆがんでしまうことがあります。内側から軽く叩くなどして整えてください」

となっています。

強度が低いと正直に書いてくれた本書にはとても好感が持てます。けれど、だったら作らなくてもいいかな、と思ってしまったのもまた事実です。

本場の藁製の猫つぐらは別格としても、紙紐で作るくらいなら、市販品のほうが良いかも?なんて考えが脳裏をよぎってしまった軟弱者なのでありました(苦笑)

amazon.co.jp 「猫ちぐら」で検索

amazon.co.jpで猫ちぐらを検索してみると、5000円くらいからそれっぽいのが販売されています。

いやいや、買いませんよ。

手作りできたら楽しいかも……というところから手にとった本書「猫つぐらの作り方」なので、作れないなら買えばいいいや、という話でありません。

あぶない、あぶない。

というわけで。

もしも猫つぐら(ちぐら)を作ってみたいと思っている方がいましたら、できれば本書を店頭などで実際に見てから購入することをおすすめします。

amazon.co.jpでも数ページだけ中身を見ることができるのですが、ここから本書全体の雰囲気を想像すると、ちょっと違うかもという気がします。

説明が丁寧なので、決して作れないわけではないのですが、私が想像していたものよりは、はるかに手間暇がかかるなぁ、と。

ちなみに栄村の猫つぐら作りの名人は、1つ作るのに大きいサイズのもので5~6日だそうです。

以上、書籍「猫つぐらの作り方」のご紹介でした。

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