レジンのアクセサリーって、見ているだけでも何でこんなに心がワクワクするんでしょう。
透明な樹脂の中に様々なパーツが丸っと閉じ込められている姿を見ると、透明感のあるキラキラが大好きだったら子どもの頃を思い出します。
「UVレジンの大人おしゃれなアクセサリー」はこんな本
UVレジンの大人おしゃれなアクセサリー: 最新テクニック満載!簡単だけどかわいくてゴージャス
『いちばんわかりやすUVレジンの教科書』と表紙右下に書かれているように、初心者にとってはうれしい配慮が満載のステキな本に仕上がっています。
アクセサリーパーツって、細かなものがちまちまとあって、慣れないうちは名前だけを聞いてもどれがどれだか混乱してしまうことがあるのですが、この本では出来上がりのイメージ画像でどのパーツがどの場所に使われているのかを示してくれるという親切設計。
これだと「あっ、この程度の使い方だったら家にあるものを代用できるかも」とか「これはちゃんとしたものをしっかり準備しなくちゃな」とか、材料の選び方に余裕が生まれます。
また「いちばんわかりやすい」からと言って、簡単なだけの作品しかないのかと思えばそんなことは全くなく「大人おしゃれ」な言葉に負けないだけのおしゃれで個性的な作品がそろっています。
掲載作品は全部で32点
レジンにパーツを封入するだけでなく、レジンをコーティング材や接着剤として使用した作品も掲載されています。
安いアクリルビーズをレジンでコーティングすることで、エレガントなガラス風ビーズのアクセサリーにしてしまった作品は、なるほどそんな使い方があったのかとちょっと新鮮でした(基本的なテクニックではあるみたいでしたが)。
まったくもって頭が固いものですから、レジンといえば閉じ込めることしか考えていなかったのです。
掲載作品全32点はこちら。
- メダイユのネックレス&リング
- チョコレートビジューのバレッタ
- 香水瓶のネックレス
- フラワードームのネックレス&ヘアゴム
- メリメロジュエルの耳飾り
- ドロップレジンのネックレス&ピアス
- プラバンリボンのヘアアクセサリー
- 吹き出しチャームのブローチ
- ドライフラワーのハットピン
- フロレットリング&ピアス
- 市松キューブのピアス
- クロスのパールネックレス
- メッセージ付きのコットンパールネックレス
- アルファベットのネックレス&リング
- 宇宙モチーフのキーホルダー
- くるくるキャンディのイヤホンジャック
- プラバンビジューのリング
- ボタンブレスレット
- メタルジュエルのネックレス&ブレスレット
- サークルモチーフのネックレス&ブレスレット
- 布花のイヤーフック
- フラワーの多連ブレスレット&リング
- パールビジューのネックレス&ブレスレット
- パールチェリーのピアス
- 淡水パールのパヴェリング
- プリントプラバンのピアス
- ドライフラワーのネックレス&イヤーカフ
- プラパンフラワーのピアス
- ホログラフィックアクセサリー
- シェルボタン風のブレスレット
- シェルボタン風のキーチャーム
- マルチカラーのブレスレット&ピアス
UVレジンの基本レッスン
作品の作り方とは別に、独立したページでUVレジンの基本的な扱い方が説明されています。
- UVレジンでできること
- UVレジンの種類
- 基本の道具
基本の道具コーナーでは、さらに
- 型どり
- セッティング
- フレーム
- レジンの着色
- コーティングと接着
- オリジナルの型作り
と内容が掘り下げられています。
なかでも「レジンの着色」が興味深く、実際にカラーリングパウダーや着色料を使っての着色の仕方が説明されています。また着色カタログも掲載されていて、使う着色料の色のよってどのような仕上がりになるのかがイメージしやすくなっています。
まさにいたれりつくせり♪
コットンパールって着色できるんだ!
ハンドメイドに慣れ親しんでいる方なら当たり前のことなのかもしれませんが。
実は、この本の「パールチェリーのピアス」の作り方を見ている時に、コットンパールが着色できる事実に気づき、まさに目からウロコ。
少し前に、キレイな青色のコットンパールが欲しくて、手芸店などで探していたのですが、どうしても見つけることができず。仕方なしに普通の白いパールビーズで我慢したばかりだったのです。
着色ね、そう着色。
その発想はなかったわぁ。
で、肝心の着色方法は本書に画像入りで丁寧に説明されているのですが、簡単に説明すると。
1.コットンパールに9ピンを通す(これが持ち手がわりになる)。
2.ソフトタイプのUVレジンを塗り3分照射。
3.カラーリングパウダーをメイク用チップなどを使ってコットンパールにつける。
4.ハードタイプのUVレジンを塗り2分照射。
5.固まったら9ピンをはずして出来上がり。
カラーリングパウダーをムラにならないように付けるのがちょっと難しそうですが、これさえ覚えておけば店頭にないような色のものも使えるのかと思うと、イメージが膨らみます。
というわけで。
これからUVレジンの世界にどっぷりとはまってみようという初心者さんにはもちろん、私のようにレジンときくと封入することしか考えていなかった方にも、はげしくオススメの1冊です。
ぜひぜひ。