塗り絵より切り絵のほうが断然ストレス解消になるんじゃないかと思っている管理人 ぺん でございます。
切り絵はもう昔から大好きで、紙系の趣味の中では一番はまったものでは?と思っています。ですが最近はすっかり切り絵から遠ざかり……。
なぜかと言えば。
お察しの方もいるかと思いますが、そう老眼です。
蒼山日菜さんに代表されるような切り絵を見ては、細かければ細かいほど切り絵は素敵と思っていたものですから、老眼になってからほとんど切り絵は手をつけていませんでした。
蒼山さんはどこかのインタビューで「老眼になってもルーペを使えば大丈夫」とおっしゃっていましたが、凡人の私にはそこまでの根性はありませんでした。
それでも常に心のどこかに切り絵のことが引っかかっていたのでしょう。この本を見つけた時に、すかさず手に取りましたから。
「花を楽しむカラフル切り絵」はこんな本
花を楽しむカラフル切り絵: 12カ月を彩る草花&動物モチーフ
ゆまあひmakiさんによるまるでステンドグラスのような美しい切り絵の本です。
細かければ細かいほど素敵と私が思っていた切り絵は、黒い紙を切ってそのままのいわばモノクロの世界でしたが、ゆまあひmakiさんの切り絵は、切り抜いた紙の裏側から和紙を貼ることによって、色彩ゆたかな世界を作り上げています。
ゆまあひさんの公式サイトを見ると、素敵な作品がこれでもかっ!というほど掲載されていますので、この本の中の作品は基本的なものなのでしょうが。
それでも十分素敵です。
本の最初のほうには作り方とアドバイスがあります。
- 身近な道具で始められます
- 紙の選び方
- デザインナイフの使い方
- きれいに切るために
- 基本のモノクロ切り絵
- 基本のカラフル切り絵
- リバーシブルの切り絵
- モビールに応用する(上級編)
そしてお待ちかねの作品たち
- 12ヶ月のリースとブーケ(48種)
- やさしいシルエット切り絵(9種)
- はなやかな動物たち(7種)
- 毎日がちょっとはなやぐくらしのアイデア
- モビールで花色がさらに美しく(2種)
- ガーデナーのお気に入り(14種)
- ありがとうのブーケ(2種)
このほかにもすぐに使える試し紙として、和紙柄の紙4枚と切り絵用黒紙2枚がついています(が、本付属の紙はもったいなくて使えない貧乏性の私です)。
作ってみた
というわけで、まずは難易度★ひとつだった「アヒルと木の葉」を切ってみました。
裏から紙を貼るという作業が初めての経験だったので、少し手間取りましたが、なんとか完成♪
で、この裏から貼る色紙。
本書ではグラデーションのある和紙がお薦めとなっているんですが、グラデーションのある和紙って……どこで入手できるんだろう? というのがはじめにつまづいたポイントだったりします。
思えば紙ってとても身近な存在なのに、いざ手芸や工作で使おうとすると簡単に手に入るのは折り紙や100均の色画用紙、カラーコピー用紙、ラッピングペーパーくらいで、その他のちょっと凝った紙となると、もうどこにも売っていません。
大きな画材店があればなぁ、と思ってはみても、ないのだから仕方ありません。
というわけで。
最初は折り紙だけで作ってみたのですが、これだとカラフルにはなるものの作品の深みにどうしても欠けてしまいます。奥行きがないとでも言うのでしょうか。ステンドグラスのような独特の美しさが生まれて来ません。
うぅぅ……。
ダメ元で家中の折り紙をあさって、ようやくグラデーションっぽいのを見つけ出し、首元のスカーフ部分に使ってみました。
たった1か所だけでも、ぐっと雰囲気が変わります。
ということは、全体に使ったら、もっともっと素敵になる!?
amazon.co.jpで和紙を探したところ、以下の商品が人気のようでした。
ちなみに。
グラデーションでなくても良いのなら、ダイソーにも和紙のセットがありましたが、やはりここは何としてもグラデーションで攻めてみたいところです。
というわけで、切り絵は細かくって、と敬遠されている方にもおすすめの書籍、近所で和紙が手に入る方にはもっともっとお薦めの書籍。ゆまあひmakiさんの「花を楽しむカラフル切り絵」のご紹介でした。